2023

07/01

魅地探索 愛媛県砥部町

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愛媛県のほぼ中央部、道後温泉で有名な県都・松山市の南側に隣接する砥部町。江戸時代中期から200年以上続く伝統工芸品「砥部焼」の産地として知られるほか、四国有数の景勝地である仙波渓谷、権現山など、豊かな自然の宝庫でもある。西日本屈指の規模を誇る「愛媛県立とべ動物園」など、多彩な観光スポットを擁し、四季を通じて多くの観光客が訪れる。

松山の奥座敷として隠れた観光名所。特産品・砥部焼の人気イベントも毎年開催

砥部町で最も有名な特産品である砥部焼は、江戸時代中期にこの地で広まり、240年もの歴史を持つ。現在でも町内に80程の窯元があり、それらを訪ね歩く窯元巡りが行えるほか、「砥部町陶芸創作館」や「砥部焼観光センター 炎の里」などで砥部焼体験などが楽しめる。九州の有田焼や岡山の備前焼とくらべて知名度こそ高くないが、頑丈で厚みがあり壊れにくいことから、食器や花器などの実用品として長く使用できるのが特徴。毎年4月と11月の2回開催される「砥部焼まつり」は町内屈指のイベントで、四国、中国、九州、そして関西などからも多くの来場者で賑わいを見せる。

陶芸創作館 絵付け(写真提供:砥部町)

一方、町域南部の旧広田地区は、標高440mの権現山などを擁する山岳地で、豊かな自然を満喫できる。なかでも仙波渓谷は息を呑むような自然の造形に圧倒され、整備された遊歩道からは四季折々の草木や花々を楽しむことができる。標高520mにある長曽池を望む「長曽池公園キャンプ場」も人気のスポットだ。

長曽池公園キャンプ場(写真提供:砥部町)

また、町域北部にある「愛媛県立とべ動物園」は、約145種600点以上を飼育する、西日本有数の動物園だ。行動展示を取り入れるなど展示方法にも工夫を凝らしており、ファミリー層を中心に幅広い客層に支持されている。

アフリカゾウ 砥愛(写真提供:愛媛県立とべ動物園)

このほか、小粒で風味豊かな七折梅の産地としても知られており、毎年2〜3月には、30種約1万6,000本を擁する梅園で「七折梅まつり」が開催。春の訪れを告げるイベントとして、毎年多くの来場者が訪れる。

歴史と文化、雄大な自然を実際に訪れて、ぜひ感じてください

(写真提供:砥部町)

砥部町商工観光課
熊田真也氏

砥部町は、2005年の平成の大合併の際に旧砥部町と広田村が合併して誕生しました。現在の人口は2万人超。近年は少子高齢化が進んでおり、町の主幹産業の1つである農業の担い手も減少しつつあります。

一方、観光客数は年間100万人を数え、コロナ禍で一時的に減少したものの、昨年あたりから徐々に回復傾向にあります。町内には鉄道が走っておらず、公共の移動手段はバスなどに限られるため、観光で訪れる方の多くはマイカーを利用しています。そのため、自動車で移動できる四国近県や中国、九州、関西からの観光客が大半を占めます。

松山市街地から車で20〜30分と近いので、松山市経由で観光に訪れる人も多いです。

砥部町の特産品である砥部焼を目当てに訪れる人も多く、とくに毎年4月と11月の2回開催される「砥部焼まつり」は多くの人で賑わいます。コロナ禍で一時中断していましたが、昨年4月には3年ぶりに開催され、今年4月には7万5,000人もの来場者がありました。砥部焼は丈夫で長持ちするので、美術品というよりは実用品として広く愛されています。

これまで東京都内などでPRイベントなどを実施してきましたが、今年も8月23日~9月6日に東京・原宿に期間限定のアンテナショップをオープンする予定です。砥部焼に代表される歴史と文化、そして南部の仙波渓谷をはじめとする雄大な自然を満喫できる観光地として、もっと多くの人に知ってもらいたいです。

◆砥部町の概要

人口/20,462人(男性9,726人、女性10,736人)
世帯数/9,556世帯
※(令和5年5月1日現在)

愛媛県の中央に位置し、北部は県都松山市に重信川を隔てて接しています。西部は松前町、伊予市、東部は松山市、久万高原町、南部は内子町と接しています。東西9キロメートル、南北21キロメートルの細長い地形で、面積は101.59平方キロメートルです。

北部は、重信川に注ぐ砥部川が中央部を流れる盆地状の地形。南部に向かうにつれ標高が高くなり、北ケ森(1010メートル)、三郷の辻(932メートル)などの高峰に囲まれた山間地域です。気候は、地域ごとに異なり北部は年間を通して温暖な気候ですが、南部の山間部では冬季に積雪も見られます。また、その中間部は寒暖の差が大きな盆地的な気候となっています。全体的には良好な気候となっており、居住に適した地域となっています。

(砥部町ウェブサイトより)

◆砥部町へのアクセス

バス・電車 時刻表

●伊予鉄バス・電車時刻検索

伊予鉄道(株)バス・電車の時刻はこちらからお調べください。

伊予鉄バスの路線図はこちら(PDF)

●松山市駅→砥部町

●松山空港→松山市駅→砥部町

◇松山空港→松山市駅

  • 飛行機の着時間に合わせ、空港リムジンバスが松山市駅まで運行されています。(15分毎に運行)
  • 松山空港→松山市駅まで リムジンバス 25分
    松山空港線・松山空港リムジンバスの詳しくはこちら

◇松山市駅→砥部町

●松山観光港→松山市駅→砥部町

◇松山観光港→松山市駅

◇松山市駅→砥部町

●JR松山駅→松山市駅→砥部町

◇JR松山駅→松山市駅

◇松山市駅→砥部町

バスクーポン

ALL IYOTETSU 1Day Pass・2Day Passの詳細はこちら

 発売所:
いよてつチケットセンター(松山市駅)
伊予鉄トラベル(まつちかタウン・大街道営業所)※日・祝休み
ショップ坊っちゃん列車(道後温泉駅)
JR松山駅観光案内所
松山空港リムジンバス・松山観光港リムジンバス車内(運転士からお買い求めください)
郊外電車各駅、バス営業所(伊予鉄南予バス除く)

お得なバスレジャークーポンの詳細はこちら
発売所:いよてつチケットセンター
電話:089-948-3172

(砥部町ウェブサイトより)

 

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