2016
05/15
魅地探索(1) 島根県隠岐諸島
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魅地探索
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島根県
隔月刊ドクターズプラザ2016年5月号掲載
ジオパークへの加盟で注目を集める隠岐諸島
老若男女が楽しめる一大観光エリア
火山活動による隆起と、海面の上昇によって離島となった隠岐諸島は、豊かな自然の造形と、世界的に見ても独特な生態系を有している。
中でも、観光の目玉となっているのは「ローソク島」。隠岐諸島の主島である島後の北西部、代地区沖の海面上に突き出した高さ20mほどの細長い自然岩で、日本海に沈む夕日が重なるとちょうどローソクが灯っているように見えることからこの名が付けられた。この奇岩を見るための遊覧船が毎年4~ 10月の間運行される。
このほかにも樹齢約800年といわれる「乳房杉(ちちすぎ)」や「壇鏡(だんぎょう)の滝」など、全周211kmほどの島後には多くの観光スポットが点在している。
豊かな自然に恵まれた隠岐は、食べ物の宝庫でもある。新鮮な魚介類はもちろん、島で栽培される野菜や米などもあり、「隠岐ふるさと直売所あんき市場」に行けば、手軽に手に入る。また日本酒が好きな人には、地元のお米と名水百選に選定された水を使った「隠岐酒造」の日本酒がおすすめで、土産品としても喜ばれる。
春から夏にかけては島を舞台としたイベントも豊富。伝統的な「島まつり」(5月)、「隠岐の牛突き」(8月)のほか、全島を挙げて盛り上がる大規模な「隠岐の島ウルトラマラソン」(6月)などもあり、古いものから新しいものまで、日本人も外国人も、老若男女が楽しめる一大観光エリアとなっている。

乳房杉(左) とローソク島(写真提供:隠岐の島町役場)
伝統行事からマラソンまでイベント満載
島の魅力に惹かれ、リピーターも増えています

隠岐の島町役場 観光課観光振興係
主事 野津千晶 氏
隠岐諸島への観光客は数年前まで減少傾向にあったのですが、13年に世界ジオパークネットワークへの加盟が認められてからは徐々に増えはじめ、昨年(15年)の4月~11月は、久しぶりに前年比で増加に転じました。フランスの大手出版社アシェット社が発行する、世的に有名な格付け観光ガイドブック「ブルーガイド」でも紹介されたことで、日本国内だけでなく外国人観光客も増えてきています。
観光客が集中するのは、気候が暖かくなる4月から10月ころまで。中でも4~6月は島内イベントが集中していて観光客が多く、島全体が活気を帯びる時期です。近年特に注目を浴びているのが、今年で11回目を迎える「隠岐の島ウルトラマラソン」。毎年1,000人以上が参加し、そのうち750人を島外からのエントリー枠としているのですが、今年は1月25日のエントリー開始後、半日ほどで枠が埋まってしまうくらいの人気となっています。
観光でいらっしゃる方はリピーターも多く、ウルトラマラソンをはじめとする各種イベントで1度訪れて、島の魅力に惹かれて再訪される方も少なくありません。観光客誘致に関しては、島の行政と民間が連携して推進しています。港や空港に到着するお客様のお出迎えやお見送りなども積極的に行っています。温暖な気候で育った島の住民は皆さん温厚で快活。そんな住民との交流も、観光の目玉となっています。現在、年間の来島者数は11万人弱ですが、19年までには14万人を目指して、誘致活動に取り組んでいます。
◆隠岐の島の概要
人口/14,654人(男性:7,000人・女性:7,654人)
世帯数/7,096 世帯 (H28年4月1日現在)
隠岐の島町が位置する島後は、島根半島の北東約80kmの海上に位置し、隠岐諸島中最大の島です。隠岐の島町の北西約158kmには竹島があり、隠岐の島町に属しています。島の外周は151km(宍道湖外周の約3倍)面積は242.83k㎡(琵琶湖の約36%)です。面積の約80%を森林が占めています。
(隠岐の島町ホームページより)
◆隠岐の島へのアクセス
