Vol.147 2019年1月号

川柳と好奇心

江畑 哲男 さん

(一社)全日本川柳協会理事,獨協大学オープンカレッジ講師


やっぱり好奇心でしょう、人生を面白くするのは。
小生、10代から90代までの人たちと日々お付き合いをしております。以前は、若き日の好奇心こそが学問のインセンティブであると固く信じておりましたが、最近考えを少し改めました。高年齢の方々の好奇心も侮れませんねぇ。もしかしたら、好奇心の有無が「若さ」を保つ条件になっているのではないでしょうか? そう思うようになりました。

川柳創作に必要な好奇心

川柳を楽しむために、備えてほしいモノが三つあります。あちこちの川柳教室で、小生が説いていることです。
まずは、国語辞典。当然でしょうか?
二つ目がノート。川柳を書き留めるための専用のノートをご用意ください。
そして、三つ目が好奇心。「何でも見てやろう」「ちょっとやってみるか」という姿勢が大切なのです。もしかしたら、三つ目の好奇心が川柳創作の上で一番の必要条件になるのかも知れませんよ。
上記の三つを、「三種の神器」と呼んだりもしています。好奇心があればこそ、創作意欲も湧いてくるというものです。
では、佳作のご紹介から。

うさぎとび昔は指導今いじめ(がっちゃんまん)
まだ若い教えてくれる筋肉痛 (かぴばら)
美女二人越すに越せないウォーキング(中込悟)
元気だけが取り柄で生きる濡れ落ち葉 (牛美)
薬よりイケメン医師が特効薬 (エラコ)
健診で優しい医師も嘘をつく (かかし)
おいしさと両立しない低カロリー (みっちゃん)
健康を考えすぎて不健康 (ころちん)
手術後のゆっくり進むウォーキング (竹澤聡)

以下三作は惜しい。三賞の一歩手前です。

病床ではじめてわかるしたいこと (ひまわり)
よくしゃべる患者は明日が退院日 (ひでぽんた)
雑談が入り診察ホッとする (安田蝸牛)

Vol.147
ベスト作品

  • ◎トップ賞

    元気印の同行二人

    万歩計

    宍戸元信

  • スムージー

    たっぷり緑

    いただきます

    三秋

  • 受賞記念

    価格を下げて

    オプジーボ

    フーマー

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