2023
10/01
魅地探索 山口県美祢市
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魅地探索
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山口県
約3億5,000万年前から続く大自然のロマンを体感できる
美祢市のカルスト台地は、サンゴ礁から生まれた石灰岩が長年にわたって堆積してできた地層で、約3億5,000万年もの年月の間に海から山へと移動して現在の地形が形作られた。そこに刻まれたさまざまな陰影は、まさに大自然の芸術作品といえる。
そんなカルスト台地の魅力を堪能できる一大観光スポットが秋吉台だ。年間来客数が40万人に達する特別天然記念物の秋芳洞や、天然記念物の景清洞、大正洞といった鍾乳洞群を見て回れるほか、秋吉台では「Mine秋吉台ジオツアー」に参加したり、トレイルランやセグウェイ、気球などのアクティビティを楽しんだりすることもできる。多種多様な動物と触れ合える秋吉台サファリランドや、川沿いでホタルを鑑賞できる秋芳町八代地区、コバルトブルーが美しい別府弁天池なども人気の観光スポットだ。地元の秋芳洞商店街では、食事や土産物、名物の山焼きだんごを買い求める観光客の姿が目立つ。
美祢市には歴史的遺構や史跡も多く残されており、明治維新発祥の地といわれる「大田・絵堂戦役諸隊本陣跡」や日本最古の国営銅山「長登銅山跡」などが点在する。地域に継承されている神楽といった伝統的な祭りのほか、「秋吉台観光まつり花火大会」「みね桜まつり」なども毎年開催される。
近年ではインバウンドを含めた幅広い観光誘致にも力を入れており、満足のいく「おもてなし」を提供できる人材育成や、友好都市との交流事業などが推進されている。
美祢市の魅力が凝縮された観光スポット、各種伝統行事やイベントも満載です
美祢市観光商工部観光政策課
高畑 明寿実 氏
現在の美祢市は、平成21年3月21日に美祢市と美祢郡秋芳町、美祢郡美東町が合併して、誕生しました。面積は472.64キロ平方メートルという自然豊かで広大な土地を有しながら、人口は21,707人(令和5年7月末現在)で高齢化率も高く、年々減少する人口に悩まされています。
一方で、美祢市は、秋吉台をはじめとする自然を活かした観光地が数多くあり、秋吉台では日本最大規模のカルスト台地を、秋芳洞では空間の広さが日本最大の鍾乳洞を堪能していただけます。
中でも私が紹介したい観光地は秋吉台サファリランドです。こちらは家族連れの方が多く、秋吉台からも近いため、秋吉台、秋芳洞と一緒に観光していただきたいです。秋吉台サファリランドのおすすめポイント一つ目は自家用車での動物見学。車内から動物たちを観察できるため、気候や気温を気にせずにお楽しみいただけますし、目の前でホワイトライオンやダチョウが見られます。二つ目はアフリカハゲコウのダイナミックフライト。翼を広げると2.5mある大きな鳥(アフリカハゲコウ)がお客様の頭上すれすれを飛んでいきます。無料で参加でき、全国でも類を見ないイベントで見ごたえがあります。三つ目はエサやり体験。様々な動物に間近からエサやり体験ができます。エサやり体験バスでは、トラやシマウマが近くまで寄ってくるので迫力満点です。添乗員の方のお話も非常に面白くて、思わず聞き入ってしまいます。ふれあい広場ではウサギやモルモットなどの小動物にエサやりができ、可愛くて癒されます。秋吉台サファリランドには、その他にも乗馬体験や遊園地もございます。
山口県に来られた際は、是非、美祢市にお立ち寄りください。お待ちしております。
◆美祢市の概要
人口/21,919人(男性10,368人、女性11,551人)
世帯数/10,661世帯
※(令和5年4月1日現在)
本市は平成20年3月21日、当時の美祢市、美祢郡美東町、秋芳町の1市2町が合併し、現在の市域を形成している。面積 472.64キロ平方メートル。山口県西部の日本海と周防灘とのほぼ中央の高原地にあって海に面していない。北は長門市、萩市、東は山口市、西は下関市、南は山陽小野田市、宇部市に接している。
(美祢市ウェブサイトより)
◆美祢市へのアクセス
(美祢市観光協会ウェブサイトより)