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“介護”で“誤解”していること、ありませんか?

介護

川内 潤
NPO法人となりの介護 代表理事
ドクターズプラザ2021年5月号掲載

隣(となり)の介護(13)

●たった90秒の動画が「カイゴのゴカイ」を解く!?

当法人「となりのかいご」では、初めて家族の“介護”を直面したときに、“(誤解しがちな)よくある対応”と“正しい対応”を解説した、たった90秒の動画『カイゴのゴカイ』を作成しました。

●みなさんは、次のような“介護の誤解”により、誤った対応をしていませんか?

⑴ある日突然、親が倒れた
【よくあるゴカイ】
でも、取りあえず大丈夫そう……。これから準備していこう

⑵高齢の親が一人暮らし
【よくあるゴカイ】
将来の介護に備えて、一緒に住む

⑶親がデイサービスを拒否
【よくあるゴカイ】
説得も限界。やっぱり家族で介護するしかない

⑷(入院中の親から)「退院したい」と言われた
【よくあるゴカイ】
パートの奥さんに手伝ってもらって、親の気持ちを最優先

⑸介助するのは大変
【よくあるゴカイ】
でも家族なんだから、つらいことはみんなで分担

前述の【よくあるゴカイ】はすべて『カイゴのゴカイ』です!!

正しい対応は……

⑴ある日突然、親が倒れた
【正しい対応】
倒れる前に地域包括支援センターに相談

⑵高齢の親が一人暮らし
【正しい対応】
遠くの家族よりも、(プロも含めて)近くの他人

そのほかの

⑶親がデイサービスを拒否

⑷(入院中の親から)「退院したい」と言われた

⑸介助するのは大変についても、約90秒で【正しい対応】の知識が得られる、動画『カイゴのゴカイ』でチェックしてみましょう!

●『カイゴのゴカイ』を視聴して、家族で意見交換を!

たった90秒の動画ですので、兄弟や親せきの方にシェアしていただき、動画『カイゴのゴカイ』を視聴して、感想を話し合うこともおすすめです。互いの介護に対する考え方について意見を出し合い、信頼関係を築いていくことは非常に重要です。身近な兄弟であっても、価値観が異なることが少なくありません。この意見交換からの擦り合わせが後手になると、いざという時の協力関係が築けないばかりか、対立を引き起こしてしまうこともあります。]

動画『カイゴのゴカイ』のご視聴

●100人いれば、100通りの介護

「介護」とひと言でいっても、「認知症」「脳梗塞」「転倒骨折」では介護の方法は異なります。また、家族に対しての直接の介護は、知識・経験のある介護職でも難しいといわれております。そのため、家族だけで介護を抱え込むことが、ベストな介護とはいえないのです。懸命に介護に取り組んでいる方ほど、動画『カイゴのゴカイ』で【正しい対応】として挙げていることに、「それは理想論だよ!」という感想を持たれるかもしれません。それは、すでにあなたが1人で介護を抱え込んでいる証拠です。そんなときこそ、「あなたが倒れたら大変!」と一歩踏み込んだサポート体制を一緒に考えてくれるプロを探していただきたいのです。

●冊子『カイゴのギモン』もご活用ください!

将来、親の介護などに不安を抱えている働く世代の人に向けて、“まずはコレを読めば大丈夫”といった情報を掲載した冊子『カイゴのギモン』を作成しました(詳細は前回コラム記事をご参照ください)。非常に複雑な介護情報を15ページというコンパクトなページ数でまとめています。短時間で要点を押さえやすいように、介護のきっかけとなりやすい「認知症」「脳梗塞」「転倒骨折」から“よくある誤解”と“正しい理解”をイラストで解説し、専門家によるコメントを紹介。介護に関する将来の不安に対するQ&Aや、「介護で困った!」ときの相談窓口一覧など、必要な情報に焦点を当てて編集しました。家族の介護に直面する前に動画『カイゴのゴカイ』を視聴し、介護に直面したときはもう一度『カイゴのゴカイ』を視聴した上で、冊子『カイゴのギモン』を読む。これだけでも、あなたの介護に対する不安が和らぐはずです。

冊子『カイゴのギモン』のダウンロードは

https://www.tonarino-kaigo.org/download/

ドクターズプラザ2021年5月号掲載

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