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縁をつなげて主体的な学びを

高安 冴奈 さん

栄養学生団体【N】

相模女子大学栄養科学部管理栄養学科4年生

医療系学生インタビュー(40)

多様な可能性を秘めた夢「管理栄養士」

―管理栄養士を目指そうと思ったきっかけは何ですか?

高安 小学校の給食委員会で栄養教諭の方と接する機会があって、話しているうちに食について興味を持ったのがきっかけです。中学高校と進むうちに家庭科の授業が楽しくなって、知識をもっと深めたいなと思うようになりました。他の道と揺れたこともあります。例えば結婚式場の司会者とか。人前で話すことが好きなので。やはり栄養の知識は生活の中に密着しているもので、それを深めて周りの人の健康を支援できたら、自分にとっては一番いいんじゃないかなと思って決めました。

―今はどのような大学生活を過ごしていますか?

高安 授業はオンラインがメインです。4年生の授業はコース別で、私は臨床栄養のコースを選択しています。カウンセリングや話し方の授業もあり、今度実際に患者さんを招いてオンラインで栄養指導をする予定です。例年は対面でやっていたのですが今年はこういった状況ということでオンラインになりました。栄養学生団体【N】の活動も、今は月に1回のオンラインミーティングを主としています。また、新メンバーを増やすためにもSNSでの発信に力を入れていて、交代で週に2回は投稿しようということになっています。

―栄養学生団体【N】の代表をされているとのことですが、どういった団体ですか?

高安 栄養士・管理栄養士を目指す学生の団体です。食を軸として、臨床分野や教育など幅広い活動をしています。今年の3月には、炎症性腸疾患の患者さんの体験をするプログラムに参加させていただきました。栄養素の制限がある中でどうしたらおいしい食事が作れるかということを、医学生や薬学生と話し合って考えました。他にもOGの方に集まってもらい、管理栄養士としての働き方を聞く会を開くなど活動はさまざまです。自分たちで何がやりたいかを考えて企画するか、お声が掛かったことに積極的に参加するかということで進めています。

―【N】に入ったきっかけは何ですか?

高安 管理栄養士という仕事は選択肢の幅が広く、大学の授業だけでは何をしたいのか決めきれないと思っていて、栄養学生が集まれる団体や管理栄養士の方と話せる機会を探していたんです。そんなときにfacebookで【N】を見つけ、入れてくださいとお願いしました。

忙しいからこそ一歩踏み出して

―今まで栄養の道を歩んでくるにあたって影響を受けた人物や言葉はありますか?

高安 いろんな人から影響を受けています。原点は小学校で出会った栄養教諭の先生で、「栄養士すごく楽しいよ」と言ってくれたことがとても頭に残り、高校の時の進路選択で栄養の道に進もうと決めました。中学の時は部活動がすごく忙しかったんです。ジャズ部という部活で、週に2回は演奏会、休みは月に1回あるかないかでした。社会人や高校生に混ざって外部で演奏する機会も多く、そこで「外に出ていろいろな人と出会うのって楽しいな」と思ったことが、【N】に入ろうと踏み出すきっかけになったと思っています。また、刺激的な同級生ともたくさん出会えました。今では海外の大学に進学したり、音楽の道を志して音大に行ったり、受験勉強すごく頑張って憧れの大学に行ったりしています。大学に入ってからも、同級生たちの話を聞くともっと自分も頑張ろうと力が湧きます。本当に大きな財産です。

―将来進みたい道や目指す栄養士像はありますか?

高安 進路としては病院栄養士や栄養教諭などを考えていますが、今はまだ視野を広げているところで、一つに決めてはいません。ただ就活で軸にしているのが、自分の持っている知識を分かりやすく説明できる人になりたいということです。自分が持っている情報を、必要としている人に寄り添いながら発信したりして、誰かの支援ができたらいいなと思っています。支援といったらちょっと上からなんですけど、一緒に考えていけたらと。どの道に行ってもそれは軸としてやっていきたいです。

―栄養の道を志す後輩にメッセージをお願いします。

高安 【N】に入ってください!(笑)社会と栄養学生がつながれる場所をもっともっと続けたいのと、自分が【N】に入ってすごく良かったと思うからです。人の縁って踏み出しただけでいろいろなところにつながるのだと実感したので、たくさんの人にぜひ入っていただきたいです。栄養学生ってすごく忙しい。私も課題が多くて夜眠れないことが何度もありました。でも、その中で一歩踏み出していろいろな人と出会ったら課題に対する意欲が高まったり、病院見学をしたら「こういう知識が必要だからもっと勉強したい」というふうに主体的に勉強ができるようになったりするんです。忙しいからこそ、一歩踏み出して自分なりに勉強を楽しんでもらえたらいいと思います。

ドクターズプラザ2020年9月号掲載

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