肛門科
・ 肛門は消化器の一部ですが、肛門科では肛門や大腸に起こる疾患を対象に、治療から手術までを専門的に扱っています。
・ 肛門科の代表的な疾患は痔疾で、痔核(いぼ痔)、痔ろう、裂肛(切れ痔)などがあります。
痔は肛門部周辺の静脈が圧迫され血液の流れが滞ることによって発生する疾患です。直腸や肛門付近の血管は、頭の方向に血液を送っているため、
普段から非常に大きい圧力がかかっており、そこに長時間の立仕事などの要因が加わって痔を発症します。
・ 他の肛門疾患には、肛門ポリープ、肛門周囲炎、肛門括約筋不全、肛門がんなどがあります。
・ 大腸疾患には、大腸ポリープ、直腸脱、潰瘍性大腸炎などがあります。このうち潰瘍性大腸炎は大腸に潰瘍やびらんができる原因不明の疾患で、
若年成人に好発し、患者が増加しつつあります。症状としては粘血便、下痢、腹痛、発熱などの症状が出ます。合併症として腸閉塞や腸管穿孔を起こします。
また、大腸がんの合併頻度も高いといわれます。